二十四節気資格の完全解説

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諒設計アーキテクトラーニングの開催する二十四節気資格スペシャル講座と、そこで学べる二十四節気資格に関する情報を開設したサイトです。日本の二十四節気、季節の節目、日本の四季を詳しく学ぶことのできる資格です。

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冬の節句と旬の食べ物・イベント

目次

冬至

冬の寒さが厳しさを増す頃、暦の上では季節の節目となる「冬至」が始まります。十二月二十三日ごろに訪れる冬至は、夏の節目である「夏至」と反対に一年のうちで最も日照時間が短く夜が長いとされています。

太陽の黄経が270℃になる日がそれで、二十四節気の暦では冬のちょうど真ん中となっています。日照時間が最も短いことから太陽のエネルギーが衰える人されており、この日を境に「一陽来復(いちようらいふく)」と言って運気が向上し始める人もされています。

冬の節句と旬の食べ物・イベント

ところで、冬至にはゆず風呂とされているのは身体を清めるためだと言われています。新たな運を呼び込むために邪気を追い払っておくことが取り入れられました。

ゆずの強い香りが邪気を退け、寿命の長いゆずの木の生命エネルギーにあやかろうとする意図もあったようです。

大寒

「大寒」は、寒さが最も厳しくなることから生まれた暦日です。毎年一月二十日ごろにあたり、大寒の次は暦の上で春となる「立春」がやってきます。

つまり二十四節気で最後の暦となるのが大寒で、これを過ぎれば冬の寒さが鳴りを潜めていくとされています。冷気が極まり寒さが最も厳しくなるため、気温の低さを利用して日本酒や醤油、味噌などの仕込みを行う時期となってきました。

気温が低い時期の水は雑菌が少ないとされており、保存食の準備には最適だと考えられてきたとされています。冷たい水には清めや精錬の力があるとされているのも特徴です。

寒中水泳や水浴びなどは、極寒の水中で身体を鍛え上げるという意味だけでなく、苦境を耐え抜く精神力を持つためとされています。こうした修業は心身から邪気や煩悩を取り除くと考えられてきました。

冬に旬の食材

冬に旬の食材は主に野菜です。春菊や小松菜、ねぎ、ニンジン、白菜、大根など、鍋料理に使用するものは基本的に冬場に旬を迎えます。ゴボウやレンコン、ゆり根、ジャガイモも、冬が旬の食材です。

ほうれん草、サツマイモ、エリンギなどが続き、身体を温める作用のある食材と冷やす食材が集まる時期でもあります。冬場に不足しがちなβ―カロテンとビタミンCを含むものが多く、免疫力を高め厳しい寒さを乗り越えるために必要な食材ばかりです。

例えばほうれん草はβ―カロテンからビタミンB1、B2、Cを豊富に含んでおり、粘膜や皮膚を強化して風邪の予防や肌の健康を保つのに役立ちます。

果物ではミカンやリンゴが収穫期を迎え、糖分を補給して健康を保つだけでなく美味しさに舌鼓みを打つ時期でもあります。