日本の四季と節句全部言えますか?
二十四節気とは、日本では簡単に節句と言われていることも多いもので、夏至、冬至というように、1年間を暦で区分したものを指します。この区分した期間の始まりの名前として、春分、秋分、夏至や冬至という名前で呼ばれて、これが24種類あるため、二十四節気と呼ばれます。
これら二十四節気は、普段の私達の生活ではあまり重要視されず、カレンダーに書いてあって見かけるくらいですが、季節の変わり目、季節の旬のもの、その季節の変化を感じ取るためには欠かせないものです。
旧暦では、これら二十四節気は大切にされていて、この節句の時にはその季節のものを食べたり、特定の地域では風習に従って、お祭りを開いたりすることもありました。
今の私達の生活の中で最も印象に残る季節ごとの風習といえば、うなぎを食べる習慣がある土用の丑の日、子どもの健康を願う七五三、かわいらしいおやつを食べる七夕などがあります。
また、新しい季節の風習としてはクリスマス、GW(ゴールデンウィーク)といったものもあり、一部の方は旧正月として1月のお正月だけでなく2月の旧正月にもお祝いをする方がいます。
また、海外では春頃にイースターエッグなどをイベントとして開催し、日本のお盆のような感覚で10月にハロウィーンをイベントとして楽しむ習慣もあります。
二十四節気は日本の四季と旧暦に由来して今でも残っているもので、日本らしい文化や暮らしを楽しむのに欠かせない知識です。
二十四節気に親しもう
二十四節気は大きく分けると春分、夏至、秋分、冬至という有名な4つの中気と呼ばれるものに分かれ、そこをさらに細かく分割したものが節気と呼ばれます。
これらの名称は冬から春にかけて「小寒・大寒・立春・雨水・啓蟄」と呼ばれています。
春から夏にかけては「清明・穀雨・立夏・小満・芒種」に分けられ、夏から秋にかけては「小暑・大暑・立秋・処暑・白露」に分けられ、最後に秋から冬にかけては「寒露・霜降・立冬・小雪・大雪」というように名称付けられています。
この二十四節気は、太陽の動き方で分けられる平気法と、太陽の黄道に関係する位置づけで分ける定気法という2つの分類があります。
ただし、二十四節気資格講座ではそこまで厳密で、かつ、占いなどに使うようなところまでは扱わないので、生活に基づいた二十四節気の知識として、節気の名前や意味、種類と季節と紐づけた旬の食材や季節の趣などを学ぶことになります。
春はサクラ、夏にはスイカ、秋はサンマで、冬は大根というように、季節ごとの食材の変化、色の変化も楽しめるようにするのが二十四節気の基本を学ぶ段階での目的です。
日頃、現代人が忘れてしまった日本らしさや、その美しさを再認識していければ、二十四節気をもっと深く知って、生活に取り込めるかもしれません。
日本の心や季節の旬に触れられる
日本人にとっては当たり前の春はサクラ、冬は雪という感覚は、四季がない海外では非常に風流で、趣があって美しいと感じられるもので、日本を好きになる外国人の多くはその日本の四季と季節ごとの変化にも心打たれる方が多いです。
特に、海外の方々が日本に抱いているイメージでは、京都の四季折々の変化する姿、オタクな二次元キャラやアニメ・マンガ文化、忍者や侍など武士道を持つ者といった感覚は未だに強くあります。
二十四節気はこのうちの四季を重視したものとして学ぶことができ、観光ガイドや旅行案内、日本の良さを口頭・ブログで伝えたり、SNSで情報発信したりするときにもその知識が生かせます。
日本人には当たり前に備わっている感覚や心は、日本人には当たり前過ぎて日々スルーされて過ぎ去っていってしまいますが、それらの美しさを再認識して生活できれば、季節の食材や道端の季節の変化などちょっとしたところでも楽しみを見つけられるでしょう。
きれいな四季があるのは世界の中でも日本だけと言っても良いくらいで、歴史上も四季を短歌や俳句に書いて残すほどそれらを愛していたのは日本だけかもしれません。
この移り変わるもの、変化するもの、儚いものに対する日本人の感じ方や感覚、価値観は今一度学んでいく価値があります。
時代遅れなんかじゃない!
二十四節気は、若い人の間ではあまり注目されず、日々スルーされていることが多いですが、決してこの四季の良さを理解していること、二十四節気を知っていることは時代遅れではありません。
キリスト教に関係が深い国が行うクリスマスやハロウィーン、イースターばかりに注目するのも大切ですが、それはそれで、他国文化理解を深めていることになります。
それも良いですが、それと同時に自分の国の文化を理解することも大切で、自分の住んでいる所、国や地域のアイデンティティー、良さ、魅力に気付けないでいるのは世界的には恥ずかしいことですので、グローバルな世界である今だからこそ、二十四節気はきちんと学んでおきましょう。
海外で自己紹介をする時に、自分の生まれ育った場所をディスっているようだと、その人間性が疑われるのが一般的です。
自分の生まれ育った場所がたとえスラム街だったとしても、そこには何かしら思い入れがあり、苦労や辛さもあるはずですが、日本の節句や二十四節気の場合は、季節ごとの緑の変化や自然環境の変化を理解するものですので、むしろ知っておくべきものです。
旧暦に関係するからと言って、時代遅れなことはなく、古臭いものでもありません。逆に二十四節気を理解して、それにぴったりな環境、旅行先を訪れ、旬の食材を楽しむ様子をInstagramにアップするほうがよほど上品で美しく、フォロワーも伸びるでしょう。二十四節気が時代遅れで、ダサいなんてことはありません。
和風料理を極めるのに必要
和風料理を学んでいる方や、和食を仕事にしている場合には、四季折々の食材を使うのは非常に大切で、お客さんからもその要望は強いでしょう。季節の野菜、旬の魚を食材として選ぶことで、最も味の良い状態、脂の乗った状態の最高の料理を提供することができます。
もちろん、旬の食材は栄養も豊富に含まれているため、季節の変わり目に起こりやすい体調変化や、風邪っぽさに負けない体作りもできるでしょう。
さらに、料理の盛り付けをする時に春や夏らしさを表現できれば、季節ごとの違い、忙しい中でも季節の趣などを感じられるようになりますので、お客さんの満足度や評価も高くなりやすいでしょう。
俗に言う「夏っぽさ」や「秋らしさ」を料理で表現できていればInstagramでも人気が出やすいため、若者でも二十四節気を知っている価値は高いです。
料理を提供する側として、二十四節気を学んでおき、節句や節気に合わせた盛り付け、調理ができれば、人気のメニューをどんどん作り出せるでしょう。
日本国内観光ガイドにも必須
国内で観光ガイドをするときにも、二十四節気や季節ごとの違いに関する知識は役に立ちます。京都の観光案内をする場合には、春夏秋冬でその季節の良さが全く変わっていくため、おすすめするスポットや神社、お寺なども工夫する必要があります。
京都観光では春も秋も、サクラや紅葉で美しく、夏や冬は濃い緑と雪の色など魅力がそれぞれにあります。二十四節気を知っていれば、節気や節句ごとに紹介することや案内する場所の工夫、その季節に最もあった案内ができるようになりますので非常に役立ちます。
海外からの観光客に対して、四季の良さを解説する時に、春分や夏至、秋分や冬至のお話もできれば俳句や短歌など、歌に詠まれたスポットとその逸話もしやすくなるというメリットがあります。
これは、京都に限らず、日本全国どこでも同じで、富士山でも広島でも、北海道でも欠かせない感覚になります。二十四節気や四季それぞれの魅力を理解していれば、それだけ仕事にもそのスキルを生かせるでしょう。
おすすめの資格講座まとめ
ここでは二十四節気資格を取得するのにおすすめの講座、その講座で取得できる資格をまとめています。諒設計アーキテクトラーニングの講座やSARAスクールジャパンの講座なども生かして、効率的に資格を取得していってください。
諒設計アーキテクトラーニング「二十四節気」資格講座
諒設計アーキテクトラーニングのW資格取得講座では、二十四節気文化コーディネーター資格(JLESA)と四季ソムリエ資格(JIA)という2つの資格を同時に取得することができます。
スペシャル講座79800円では、添削講座の提出5回、卒業課題の提出1回があり、それを提出すれば資格を取得することができます。
この講座の学習期間は約6ヶ月ありますが、早ければ2ヶ月から3ヶ月で資格を取得できます。資格それぞれを単体で受験するよりも、講座でまとめて受けてしまった方が効率的でおすすめです。
SARAスクールジャパン「二十四節気」資格取得コース
SARAスクールジャパンでも資格を2つ同時に取得することができます。
諒設計アーキテクトラーニングと同じように、基本コースは59800円ですが、講座を受けても資格は取れず、プラチナコースは79800円と少し高いですが、講座を受けて修了すれば確実に、二十四節気文化コーディネーター資格(JLESA)と四季ソムリエ資格(JIA)の2つの資格を取得できます。
SARAスクールジャパンの講座も同じようにおすすめですので活用してみてください。
二十四節気文化コーディネーター資格(JLESA)
この二十四節気文化コーディネーター資格では、二十四節気の名称や基礎知識を学ぶことになります。二十四節気七十二候を学んで、用語の暗記や意味の理解を深めて、他者に説明できるようにもしていきます。
基本として学ぶにはちょうどよく、この資格を取得する頃には二十四節気をほぼ完全にマスターできていることでしょう。
暦と二十四節気を覚えていることになりますので、日々の暮らしの中で覚えたことから季節の節気や旬のものに対する印象を持ちやすくなります。
四季ソムリエ資格(JIA)
四季ソムリエ資格では、二十四節気に加えて、旬の食材や草花、鳥、自然の色合いの変化などに関する知識も学びます。
外の世界、旅先や観光地などでも生かせるのがこの四季ソムリエ資格です。基本から一歩飛び出して、他者に二十四節気を伝えたり、観光案内したりするのがこの資格を取得してできることです。
日本文化の一つとして学んだ
そこで感じていったのが、季節ごとに全く異なる風景を見せる京都の様子と、それらを過去、歌にして詠んだ人々がいたという点、また、私自身で感じた京都の四季の美しさと儚さなどがあって、二十四節気や四季のことをもっと学ぼうと思いました。
日本の四季は毎年、春は花粉症で嫌で、夏になれば熱すぎて嫌で、秋はなんとなう寂しくて、冬は寒くて嫌、としか捉えておらず、今考えるとネガティブでしかありませんでした。
しかし、歴史に学んでみると、それらの四季の変化や彩りに目を向けて楽しんでいる様子がわかってきて、日本に生まれ育った日本人である私が、日本の四季を好きになれていないと気づきました。
この諒設計アーキテクトラーニングの二十四節気資格講座を受けたのは、そんなネガティブから抜け出していくためであるとともに、日本の四季の魅力をもっと多くの人に伝え残し必要があると感じたからです。短歌や俳句で先人たちが残してくれたように私も何かを残せるようにしていきたいです。
学校で学ばなかった日本の魅力
ちょうど趣味の茶道から派生して、俳句や短歌などを親しみ始めたことがきっかけで、二十四節気資格講座に興味を持ちました。講座では二十四節気の基本、どんな名前と種類があるか、歴史上なぜその呼び方になったのかといった点も学ぶことができました。
この二十四節気の知識のおかげで、季語も学べて、四季の変化にも敏感になり、最初は思いつかなかった景色や食事以外にも、動植物の季節の変化や、気温、においの変化なども歌にできるようになりました。
学生の頃はあまり興味を持たずに学ぶこともしませんでしたが、おとなになって趣味の幅が広がってから、二十四節気を学べました。そこで学べたのも二十四隻資格講座に出会えたからで、資格も取得できた今は、自信を持って俳句や詩を作ることに専念できています。
資格のおかげで感受性も広がったためか、歌詞、作詞などにも挑戦するようになって、とても有意義な趣味として満喫できています。