二十四節気資格の完全解説

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諒設計アーキテクトラーニングの開催する二十四節気資格スペシャル講座と、そこで学べる二十四節気資格に関する情報を開設したサイトです。日本の二十四節気、季節の節目、日本の四季を詳しく学ぶことのできる資格です。

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和風料理のスキルアップにもおすすめ

目次

春を迎える食材

二十四節気では、旬の食材が非常に重視されます。農業の効率化が進んだ現代では旬という言葉の意味が薄れつつありますが、二十四節気を学ぶことで何が旬なのか、などを深く知ることができます

季節の変わり目を知るということは和食の目印を知るということでもあるのです。二十四節気を知ることで季節の変化に食事で対応し、必要な栄養を取るための献立を考えるスキルが向上します。

和風料理のスキルアップにもおすすめ

例えば暦の上で春を迎える二番目の節気「雨水(二月二十日ごろ)の」時期は、三寒四温と言われるように寒暖の差が激しくなるとされています。

実際は寒さが本番を迎えるという地域もあるかもしれませんが、暖かいところでは日差しに温もりを感じ始めるころでしょう。この頃はビタミンを補給して免疫力を高める必要があり、必然的に献立も旬の野菜の栄養価を活用する内容が望ましくなります。

春キャベツやブロッコリー、カリフラワーなどはビタミンを多く含んでおり、二十四節気の知識が料理の方向性を導き出します。

夏を迎える食材

夏が始まる「立夏(五月八日ごろ)」には、タケノコやスナップエンドウなどが旬を迎え、夏野菜のみずみずしい感覚が食卓に帰ってきます

タケノコの灰汁を抜くには米ぬかと煮ると抜けると考えられていますが、正確には大根おろしの汁に漬けることで酵素の力により効果的に抜くことができます。

パーオキシダーゼという酵素が、タケノコの苦みである「ホモゲンチジン酸」に付着し、一緒に流れ出るという作用でえぐみを取り除きます。少量の塩を加えるとさらに効果的です。

その後水洗いし、水に入れた状態から茹でることで美味しいタケノコを頂くことができます。米ぬかを使用するのは、昔の人の知恵としてぬかの甘味がタケノコのえぐみを和らげると考えられていたからだと言われています。

冬に楽しむ食材

寒い季節に話を戻すと、冬が始まる「小雪(十一月二十日ごろ)」の時期はどうでしょうか?

降雪など冬の始まりを告げるニュースが続々と届くこの時期には、冬に備えて体を温め体温を保って元気に冬を迎える必要があります

春菊やレンコンなどの旬の野菜を鍋や煮物で頂いて、身体を芯から温めておきたいものです。リンゴも旬を迎え始めます。

蜜を含んだ甘いリンゴはまだかもしれませんが、リンゴをすりおろして熱湯とショウガを加え、体を温めるドリンクを頂くのも楽しみの一つです。こうして季節に合わせた献立を考えるにあたり、二十四節気の旬の農作物の知識は非常に重要です。