二十四節気資格の完全解説

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諒設計アーキテクトラーニングの開催する二十四節気資格スペシャル講座と、そこで学べる二十四節気資格に関する情報を開設したサイトです。日本の二十四節気、季節の節目、日本の四季を詳しく学ぶことのできる資格です。

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日本の四季と節句を復習しよう

目次

日本の四季と節句

日本は季節に恵まれた国で、それらを区別し文化として受け入れてきた歴史があり、それが節句や季語となります。

これらは季節ごとの気候や自然環境の移り変わりを趣や情景として捉えており、これを学ぶことで季節に思いを馳せる情緒豊かな言葉の文化を知ることが可能になります。

日本の四季と節句を復習しよう

ご存知のように、日本には春・夏・秋・冬の四つの季節があり、四季を数えるのは常に春からとなっています。これらをさらに細かく区切ったのが二十四節気であり、「立春」で始まり「大寒」で一年を締めくくります。

立春は太陽暦では二月四日ごろから始まり、大寒は一月二十日ごろから始まります。そのため月と日で数える太陽暦とは一致していないものの、季節だけを太陽の動きで数える太陰太陽暦を基にしているため、一年ごとで見れば実際の月日とズレてはいません

節句とは

節句とは、太陰太陽暦に端を発する日本の暦の数え方において、伝統的な行事を行う季節の節目となる日のことを指しています。古代の日本の宮廷において毎年開かれていた宴会に端を発しており、江戸時代に幕府が公式に国の祝日や行事として定めたという経緯があります。

言わば日本だけの公的な祝日や伝統行事で、当時の農業(主に稲作)を中心とした国民の生活に上手く適合し、季節の変わり目に生活リズムや気持ちの切り替えとなる行事や日付として定着するようになりました。

それぞれの節句には特別な意味があり、季節ごとに旬の供物を神さまにお供えして共有するという背景もあります。これは民間の神事であり、祈りを込めて収穫物をお供えしたり地域で共有することで、近隣同士での絆や交流を深めるという効果がありました。

五節句

現代では「五節句」として代表的な節句が知られています。

人日じんじつ
七草の節句とも呼ばれる一月七日は、朝食に春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を使用した粥を食し、一年の無病息災を願います。栄養学的には、冬に不足しがちなビタミン類の補給と、年始のお祭りでの暴飲暴食で弱った胃腸を回復させる効果があるようです。
上巳じょうし
三月三日は桃の節句で、誕生した女児を祝い健やかさを願う意味が込められています。
端午たんご
五月五日は菖蒲の節句で、誕生した男児を祝い愛情を示します。こいのぼりは端午の節句で使用します。
七夕しちせき
たなばたとしても知られる七月七日は、豊作と裁縫の感謝や上達を願い行います。
重陽ちょうよう
九月九日は菊の節句で、菊を使って長寿や健康を願います。