四季ソムリエ資格(JIA)
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四季ソムリエとは
四季ソムリエとは、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行している民間資格で、二十四節気に関する幅広い知識を問う資格です。
公式サイトから直接受験の申し込みをすることが可能で、受験資格は特にありません。在宅受験のみとなり、申し込み後試験が開催される時期に自宅へ回答用紙が送られてきます。
これに指定の期間以内に記入し、郵送で送り返します。70パーセントの評価を受けると合格となり、合格証が送られてきます。試験期間は通常一週間で、この間に記入を済ませて送り返す必要があります。
試験は二か月ごとに開催されているため、期間を調べて申し込まなければ最大二ヶ月待つことになるため注意してください。受験料は10,000円(消費税込み)で、前述のように申し込みはインターネットからのみとなっています。
試験で問われる内容
試験で問われるのは四季に関する幅広い知識です。その内容は、下記に挙げる項目がメインとなります。
さらにその時期の旬な果物や野菜の特徴とそれら使った料理のレシピ、季節ごとに現れる花や鳥など自然界の知識も問われ、まさに春夏秋冬の季節に関係するあらゆる知識を身に付けている方に与えられる資格となっています。
暦とは何か
そもそも、暦とは月日を数える方法に過ぎません。しかし太陰暦と太陽暦、太陰太陽暦など幾つかの種類が世界中で開発され、それらの欠点を補うように改良版も編み出されてきました。
現代社会で採用されているのは太陽暦であるグレゴリオ暦です。これは一年を太陽の周りを地球が一周する期間と定める方法です。実際の季節は太陽が現れる角度による日照時間で決まるため、実際の季節と暦の数え方にずれがないのが特徴です。
これに対し、二十四節気は太陰太陽暦を採用します。新月から新月までを一ヶ月とする太陰太陽暦は、実際の地球の周期とずれが生じます。
これに「うるう月」を加えることでずれを修正し、実際の季節を合わせる方法を採用しています。こうした暦の発展や特徴を知ると、昔の賢人の偉大な発見や苦労を垣間見ることができ、さらには二十四節気による季節の観察力が研ぎ澄まされます。