二十四節気資格の完全解説

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諒設計アーキテクトラーニングの開催する二十四節気資格スペシャル講座と、そこで学べる二十四節気資格に関する情報を開設したサイトです。日本の二十四節気、季節の節目、日本の四季を詳しく学ぶことのできる資格です。

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旅行好きの方にも必須の二十四節気知識

目次

紅葉を楽しむ

旅行では日本各地の様々な風景や表情を見ます。ここでも二十四節気の知識は行事や観光の見どころを知るのに役立ちます。例えば、秋の日本を代表する景色が紅葉です。

夏の厳しい暑さが終わり、朝晩の冷えと共にやってくるのが山の表情を変える紅葉です。一般的に九月中旬から十月上旬にかけて紅葉が見られ、時期や地域によって色の変化の具合が変わります。

旅行好きの方にも必須の二十四節気知識

関東では北アルプスが堂々とそびえており、日本でも一、二を争う観光の名所が揃っています。3,000メートルクラスの山であれば雪が頂上に残っている様子も見られるため、紅葉の赤と大空の青、それに雪の白が加わって三段紅葉と呼ばれる見事な景色が楽しめます。

単に紅葉の季節が来たので出かけるというのも自由でいいものですが、十月八日ごろに始める「寒露」の節気に合わせ、暦の上では冬が始める前に最後の秋の風景を楽しみに行く方が、より風景を情緒豊かに思いを馳せながら楽しむことができるでしょう。

梅の時期を楽しむ

春に話を戻すと、春の二番目の節句である「雨水」を知ることで、梅をより楽しむ知識が身に付くでしょう。梅の祭りや特産品が出回る時期でもある雨水は、梅を鑑賞していた時期でもありました。

万葉歌人の大伴旅人という人物は中国から薬草として持ってこられた梅を気に入り、大宰府に梅見の会を開いて人々を招待したと言われています。

梅はともすると日本原産の木や味覚のように思われていますが、実は中国原産のバラ科の木です。そのため日本に渡来してきたころは非常に珍しがられ、万葉集など当時を代表する歌集や文献に名を残しました。

二月二十日ごろに始まる雨水の時期には、古代の日本人たちが珍しがって愛でていた梅に思いを馳せながら、梅酒や梅干などの日本料理を頂くと趣深いものを感じられるでしょう。

夏を迎える前の変わり目を楽しむ

六月二十日ごろには、一年で昼の時間が最も長い「夏至」が始まります。この頃には神社で神事が行われ、地域が賑やかになる季節でもあります。

夏至は一年の半分を迎えたという節目としての役割もあり、半年の間に身体に付いた穢れや災厄を取り除くという意味で「夏越えの祓え」が盛んになります。

新暦での季節でも、夏の暑さが始まろうとする季節の変わり目であり、気持ちのリフレッシュが欲しい頃でもあります。

夏の暑さや体へ負担はどうにも気を重くさせるところがありますが、節気を知り節目に気分転換を行うことで、気分新たに夏を迎えることができるでしょう。遠くへの旅行よりも近所の行事を観察する楽しみもあります。